(7)

5/20

135人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
3階建てのビルから出て、5階建てのビルの方へと足を進める俺達。 「黒戌」 「あぁ、送り迎えは必ずする」 羽生と健太のそんなやり取りを聞きながら、俺ではなくすっかり健太に懐いたんだと思うと、淋しさを感じたのは俺の中での秘密だ。 5階建てのビルの前には、現役の煌蓮のメンツ達が並んで立っている。 その前に俺の配下のメンツ達に並ぶ様に指示した健太。 「てめぇ等を歓迎してやる」 先に、そう言ったのは、烏。 俺は烏の傍に立ち、向かい合う全てのメンツ達を見渡してから言葉にした。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

135人が本棚に入れています
本棚に追加