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3階建てのビルから出て、5階建てのビルの方へと足を進める俺達。
「黒戌」
「あぁ、送り迎えは必ずする」
羽生と健太のそんなやり取りを聞きながら、俺ではなくすっかり健太に懐いたんだと思うと、淋しさを感じたのは俺の中での秘密だ。
5階建てのビルの前には、現役の煌蓮のメンツ達が並んで立っている。
その前に俺の配下のメンツ達に並ぶ様に指示した健太。
「てめぇ等を歓迎してやる」
先に、そう言ったのは、烏。
俺は烏の傍に立ち、向かい合う全てのメンツ達を見渡してから言葉にした。
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