(7)

9/20

135人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
恒例のBBQの準備を始めたメンツ達。 「今からBBQをするから黒戌も手伝え」 立ち上がると『ひょうにぃにぃ』と呼ばれ、振り返ると杏珠がこちらに来るとこだった。 「あんちゃん、とっころもしがくいてぇ」 「大和に言ってやる」 「ねぇねぇはぷっち」 「あぁ。分かった」 杏珠は踵を返し羽生の方へと歩いていく。 「今ので分かったのか?」 「あぁ」 「俺には意味不なんだが」 「とっころもしは、とうもろこし。ぷっちはプチトマトなんだ」 いまだに、とうもろこしが言えない杏珠は、たぬきもためきと言うが、学校ではどうなんだか?疑問に思う。 杏珠の学校での生活は忍星に任せてあるから、報告をしてくるまで待つだけだ。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

135人が本棚に入れています
本棚に追加