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「父さん、兄弟盃の意味が俺には分からない。だから、教えて欲しい」
そう思うと、俺の方を見た父さんと涼さんと拓海さん。
「そうか。健太も煌牙と兄弟盃を交わしたんだな」
涼さんがそう言って目を細めた。
「兄弟盃を交わしたら、家族よりも堅い絆を意味する。その絆は、一生消える事はない」
俺を見てそう言った父さんの瞳の奥にあるプライドと言う炎を一瞬見た様に思う。
「煌蓮のトップである煌弥と煌牙。だが、兄弟盃を交わした者は、トップの指示がなくとも、独自の判断で行動出来るんだ」
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