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俺の母さんは19歳でこの世を去った。 妊娠かも知れないと思い、祖父ちゃんの母親であるともちゃんと行った病院で、妊娠だと診断されたと同時に癌肉腫発症の疑いが診断された。 ともちゃんや祖父ちゃんや祖母ちゃんがどれだけ諭しても母さんは、俺を産むと決めたと聞いた。 最後の最後まで生きようと抗った母さん。 俺の為に残してくれた誕生日のビデオレターと、俺宛の手紙。 それに混じってあったのは、大和へと書かれた手紙。 中学になって祖父ちゃんと祖母ちゃんが、話していた中に、煌蓮の中村大和の名を言っていたのを密かに聞いた。
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