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数日後、予想していた通り、煌蓮の中村大和が家に来た。 「やっぱ、来ると思ってた。 これ、おっさん宛の手紙」 俺は煌蓮の中村大和の傍に行き、封筒を差し出した。 「悪いけど、読んだ」 俺の言葉に頷いてから、煌蓮の中村大和が封筒を受け取った。 「あの子は、最後の最後まで、涙を見せなかった。 自分が1番辛いはずなのに、いつも笑っていたの。 だから、私達家族は、あの子の笑顔しか、覚えていないの」 祖母ちゃんが言った言葉に嘘はない。 家にある写真には笑顔の母さんばかりだ。
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