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俺の家族が、他の家族と違うと言う事が分かったのは、小学校に通う様になってからだった。
父親を『烏』と呼び、母親を『蝶』と呼ぶ。
学校の行事があっても、見に来るのは、中村大和と錦織涼。
それに関しては、烏と蝶の子供だと外部に知れないようにしてるからだと、烏から説明されていた。
そんな俺は、学校ではダチも作らず、常に1人で居た。
烏が世間でどんな風に噂されているか、俺は知っている。
残酷、冷酷、冷血、非道の黒の烏。
それが俺の父親である烏だ。
だけど、それはあくまでも、外部の奴等が噂しているだけ。
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