136人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
帰ろうとする煌蓮の中村大和に『見送る』と言ってから一緒に家を出た。
「おっさん、公園に行かねぇ?」
俺の言葉を聞いて頷いたから、案内する様に公園に来て、俺は言った。
「俺さ、いつも繁華街で喧嘩してたじゃん。
あれには理由があって、この目で、父さんに会ってみたいと思ったからなんだ。
繁華街で喧嘩してたら、目立つし、煌蓮の中村大和が、週1で繁華街に来ると聞いたからなんだ」
祖父ちゃんにも祖母ちゃんにも言っていない事。
寧ろ知られたら叱られるのは、分かっているんだ。
でも、会いたかったと言う気持ちは伝えたかった。
最初のコメントを投稿しよう!