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母さんが居なくても、母さんが残してくれた愛情はビデオレターや手紙から伝わってくる。 俺が煌蓮に入れば、母さんの夢は叶うのか? なんて思っても『普通に働くのが1番だ』と言う祖父ちゃんの言葉に頷くだけの俺。 その祖父ちゃんは、極道と煌蓮を嫌う。 何処が駄目なのか分からない。 母さんの遺言として、喧嘩空手の道場に小学の時は通っていた。 生意気だと言った奴を殴った事で、道場から追放中されたのは、中学の時。 「健太、人を殴るのは犯罪になるの。 健太には、普通に生きて欲しいのよ」 その日、祖母ちゃんが言われた言葉を右から聞いて左に流すのは、反抗期だからか? 疑問に思いながら自室に行き、パソコンを操作する様になった。
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