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美里と会話をして、羽生にも杏珠にも私の過去を話してない事を思い出した。 だから私は、羽生と杏珠が何かを聞いてきた時には、自分の口から話そうと思えた。 『羽生と杏珠の事より、煌牙の方が悩んでいるのをあんたは知っているの?』 突然、煌牙の話しになり『えっ?』と言葉が漏れた。 『煌蓮は、貴島煌弥が創った組織団体。 だけど、中村大和と錦織涼が居たから、出来た事だとアタシは思っているの。 確かに、煌牙には三匹の龍が居るけど、年が離れている。 高校生の煌牙が、小学生の三匹の龍を煌蓮として動かしたのは、羽生と杏珠を助ける為。 今の煌牙は、これからどうしたら良いか悩んでいるのよ』
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