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誰かなんて私が1番良く分かっている。 「煌牙なら大丈夫だ」 その言葉は、心地良い低音ボイス。 『そろそろ、夕飯の用意する』と言ってから立ち上がると『手伝ってやる』と言ってくれた烏は、やっぱり〈らしくない〉 子供達は成長するけど、私と烏の関係は変わらない事が心地良い。 烏と共にキッチンに移動した私は願う。 煌牙が心から信頼出来る人物が現れてくれる事を。 そう願っていた私は知らなかった。 大和に息子が居る事を……
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