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アスレチックは俺達の為に、煌蓮に住むメンツ達が作った。 もちろん、烏の指示で。 そのアスレチックを更に改良したのは、忍星と煌希と大牙の3人。 3メートルの高さに鉄パイプを横に設置し、そこからロープが下に垂れている。 そのロープを腕の力だけを使い登る3人は、恐怖と言う言葉とは無縁だ。 3メートルの高さに登ると、今度は猿の様に、鉄パイプから鉄パイプに飛び移り下に下りてくる。 地面に落ちたらかなりの怪我をするだろうが、3人が怪我をした事はない。 他人が聞けば、現実に有り得ないと言うだろう。 なんて思いながら『頑張れよ』と呟きエンジンを吹かしてから、烏の巣を出た。
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