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翌日、大学の帰りに寄ったのは、不動産会社。 ワンルームマンションの部屋を数件案内してもらってから、決めたのは大学の近く。 保証人は祖父ちゃん。 契約金は父さんが毎月振り込んでくる金を使った。 まだ俺は何になりたいのかが分からない。 昨日、こうがと出会った時刻に河川敷に行くと、こうがが居た。 「待たせたか?」 「時間まで約束してなかったから早く来ただけだ」 確かに時間まで指定してなかったが、それが気にならないくらい、たわいのない話しをしていた。
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