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次の日の朝、ボストンバッグに詰めれるだけの着替えを入れ、リビングに行くと祖父ちゃんと祖母ちゃんが居た。 「祖父ちゃん、祖母ちゃん、俺を育ててくれてありがとう」 「何もしてやれないが黒のアルファードを持って行くと良い。 たまには元気な顔を見せてくれ」 俺の言葉を聞いて、そう言った祖父ちゃんと涙を流す祖母ちゃん。 「母さんの分まで、悔いのない人生を歩く事を誓う。 祖父ちゃん、祖母ちゃん、長生きしてくれ。母さんの分まで」 そう言った後『お世話になりました』と言葉にして頭を下げた。
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