(2)

42/49
前へ
/240ページ
次へ
こうがと待ち合わせした場所に行くと、今日は俺の方が早かった。 少ししてバイクの音が聞こえ、運転席から下りると俺の前でバイクを停めたこうが。 「俺、1人暮らしを始めてたんだ。 今日から俺の自宅で話そう」 「分かった」 「案内するからついて来い」 黒のアルファードに乗り込み、エンジンをかけ、道案内をする様に走らせる。 今まで親友と呼べる奴は居なかった。 いや、寧ろ自分から作ろうとしなかったのかも知れない。 だが、こうがだけは年下だけど、心を許せる奴だと思えた。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

150人が本棚に入れています
本棚に追加