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エレベーターに乗り5階で下りた俺は『501だ』とこうがに伝え、そのまま足を進め、ドアの鍵を解除してから、ドアを開けた。 「引越しでばかりだから何もないが入ってくれ」 俺の言葉を聞いたこうがが『邪魔する』と行って玄関に入り靴を脱いだ。 「中ドアを開けたら部屋になってるんだ」 ドアを閉め、鍵をロックしてから、靴を脱いでフローリングの部屋へと入る。 「本当になんもねぇな」 「近くにコインランドリーもあるし、コンビニもあるから、早急に揃える気持ちはないんだ。 ところでこうがってどんな漢字を書くんだ?」 ボストンバッグからボールペンを取り出し、レシートを渡すと一緒に渡すと【煌牙】と書いてくれた。
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