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健太が住むマンションから、烏の巣にある自室に戻った時、俺の部屋に居たのは、烏。
それだけで、烏が何を言いたいのかが分かった。
「俺は、烏に負けねぇくらいの煌蓮にする。
そんで、貴島組もいつか継ぐ。
烏と蝶が反対してもな」
俺の言葉を聞いた烏の瞳は鋭い。
それはガキん頃からで誰よりも俺の事を考えてくれているのも分かる。
「笹木健太」
やはり、烏は分かってたんだ。
「悪くねぇ。大事にしろ。大和の分までな」
そう言った後、俺の部屋から出て行った烏。
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