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バーン!
ダイニングキッチンから烏の仕事部屋に繋がるドアを開けた時と、大きな音を聞いたのは同時だった。
中に入れば、デスクに近くに落ちているノートパソコンが目に入ったから『何かあったの?』と言葉にして烏の傍へと足を進める。
「隠してやがった」
「誰が?」
「大和だ」
このまま大和の所に行かせるのは危険。
既に金庫を開け、デザートイーグルを手にしている。
「先に聞かせて。それとも私には話せない事?」
烏の傍に行き、背中に両手を回す。
それだけで、少し落ち着いたのが分かった。
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