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「大和にガキが居た」 デザートイーグルをデスクの上に置いた烏が、私の身体を抱きしめる。 「美里?」 「あぁ」 「なら煌蓮総本部に招いた方が良いのでは?」 「ガキは時期に煌牙が連れて来るが、母親は無理だ」 「何故?」 「19で亡くなっているからだ」 「大和は?」 「知ってやがる」 「子供の年は?」 「20」 煌牙が産まれる前に大和の子供は産まれていた? でも、何故、今まで分からなかったのだろう? 「俺のせいだ」 いつもと違う弱気な言葉は、後悔を意味すると思う。
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