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だから慌てても遅くて斗真兄は『女がデキたのか?』と訊いて来る。
だから『あぁ』と返事すると――――
「永遠は知ってる子だぞ・・・吹雪の相手」
「はっ、俺」
永遠兄は『誰だろう』とブツブツ言っている。
「伯父さん、仕事が終わってになります」
「わかった」
親父もニヤニヤしながら伯父さんと頷きあっている。
さっきのはわざと聞いたのだろうな。
弁当を食ったら、解散になり、兄貴と帰った。
すでに彼女は、帰った後だった。
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