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「長老ほどではないけどな、ハッハー……」
「私は苦手や……あの細かい作業が、いーーってなるねん。だからもっぱら開発担当やった」
たしりとこだまが秘薬を作るのをまだ見たことがないいおりは、興味津々に聞いてくる。
「オレは?オレはいつから秘薬を作るん?」
「そやな、初尻子玉抜きも済ませたし、次の満月の夜からぼちぼちと教えて行こか、なぁ、こだま」
「そやね。いおりもやる気満々みたいやし!あ、竹輪何本目なん……もうすぐ夕飯やで~」
河童の秘薬
薬草を見分けるだけでなく、栽培するのも、調合するのにも長けている河童達。
秘薬と呼ばれるからにはもちろん、河童の不思議な術も加わって完成させている。
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