8月4日

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8月4日

『8月4日 夏祭りに行った。 彼は祭会場で友人声をかけられ、私が待たされる場面が何度もあったようだ。 そのことを私は快くないと感じていた。 この頃の私は友人がほとんど居らず、口下手でコミュニケーションが下手だったと聞いている。 私の彼への執着は、それが原因でもあるのだろう。 私にとって彼は家族であり、親友であり、そしてほとんど恋人だったのだ。 と言うと言い過ぎかもしれないが。 しかし、この当時の私の日記を読んでいると、そう感じざるを得ない。 どんな形であれ愛情だ。 私は彼が好きだったのだろう。 今はどうなんだろう。 彼はどうだったんだろう。 これについては考えるべきではない。』
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