8月4日

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「ねぇ先生 私はいつになったらあるべき大人になれるんだろう 悲しいことを糧に生きるなんてかわいそうだし かといってお葬式で笑っていたら怒られちゃうじゃない? だから、ねぇ先生 私、正しく生きていられてるでしょう?」  私は自分を責めていた。 どれだけ人に肯定されようが、責め続けていた。 だから、先生だけでも認めてほしかった。 私は『人としてちゃんと生きているか』を。 「……あぁ、生きているよ」 私はその言葉で救われた気がした。
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