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「ねぇ先生
私はいつになったらあるべき大人になれるんだろう
悲しいことを糧に生きるなんてかわいそうだし
かといってお葬式で笑っていたら怒られちゃうじゃない?
だから、ねぇ先生
私、正しく生きていられてるでしょう?」
私は自分を責めていた。
どれだけ人に肯定されようが、責め続けていた。
だから、先生だけでも認めてほしかった。
私は『人としてちゃんと生きているか』を。
「……あぁ、生きているよ」
私はその言葉で救われた気がした。
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