ベランダ突撃第2弾!

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「嫌な予感がしてさ……またベランダにいる!」 「おいあいつ、次は何しでかすつもりだよ!」 「あれ誰の部屋? 出席番号的に……針ヶ谷だよな!?」 「またってなんなの!? レナちゃん前科があるの!?」 「窓ガラス割ったらどうすんだよ!」 「そういうことか。友達思いのいいヤツだよな」 ♦︎♢♦︎♦︎♢♦︎♦︎♢♦︎♦︎♢♦︎♦︎♢♦︎♦︎♢♦︎   『大丈夫?』  真っ赤な血文字が窓を伝う。鈴音から見えるようにミラーに。すると物音に気付いたのか、鈴音がカーテンを開けた。  しばらく鈴音は、窓の前に立ち続けていた。そして水晶みたいな目から、涙がポロポロと。 「レナ……助けて……」 「私でよければ話聞くよ。友達でしょ?」  鈴音は窓を開け、泣きながら私の胸に飛び込み……。 「レナちゃーん! 何してんの!」  可憐がベランダをよじのぼり、侵入してきたのだった。
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