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「セキュリティ的に考えたら、私がベランダに入っても問題ないわけでしょ?
ドア壊そうとしたけど腕力ないし、油性ペンしか持ってなかったし、血なら拭き取ればいいかなーって……」
「なんで選択肢がそれしかねえんだよ!」と加賀。
「まずドアを壊そうとするな!」と穂村。
「私の異能って便利だったんだね……」と可憐。
「窓ガラス割らなくてよかったー! って俺、麻痺してね?」と御霊。
「徹頭徹尾問題しかないでしょ!」と氷川。
「水性ペンなら購買に売ってるぞ」と倉雲。
私は寮の裏手にて、加賀、穂村、可憐、御霊、氷川、倉雲に怒られています! 横には鈴音もいた。
とは言ってもドア壊すわけにはいかないしなー。それにみんなにバレちゃったら、鈴音に何があったのかって思われちゃうし……。
「実は喧嘩しちゃってさー。謝りに来たんだ」
「謝ること増やしてんじゃねーか!」
加賀のツッコミに鈴音は笑ってくれた。他のみんなはうんうん、と頷いていたけど。倉雲だけは小さく拍手。
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