やっぱりキレちゃった☆クソが!

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「こんな世の中ぶっ壊したらああああああ!」 「「「「「ウワーッ!」」」」」  ブチギレる私。鈴音はパイプ椅子に座ったままポカン。 「とりあえず子供いるヤツは全員通報してやる! あいつらが子供を苦しめてるんだ!」 「てめえを通報してーよ!」と加賀。 「考えてみたら子供虐待してんのみんな子持ちじゃねーか! なんであいつら犯罪者予備軍扱いされねえんだよ!   子持ちを全員ムショにぶち込んだら世の中マシになるわ!」 「なるわけないだろ!」と穂村。 「親から子供引き離して施設が育てりゃいいんだよ! 家族が全ての元凶だ! 家族なんか破壊しろ!」 「それ独裁者の発想!」と可憐。 「それでヒトカスが滅亡するならそれまでだ! そんな欠陥生物増やしてどうする!」 「もはや人類の敵じゃん!」と御霊。 「家族という概念は禁止! 父も母も息子も娘も、そういう言葉は全部禁止! 『棒』『穴』『その結果』に統一する!」 「そんな下品なディストピア聞いたことないよ! ていうか自分の親はどうなわけ!?」と氷川。 「ママは違うの!」 「「「「「マザコン!」」」」」  すると鈴音が立ち上がった。 「なんか元気が出てきた! よしレナ、暴れようよ!」 「望む所だ!」 「「うおおおおおお!」」  お前らも異能用意しろ! こいつらを止めるぞ! 加賀が叫んだ。私は鈴音の異能をコピーし、腕まくりをした。
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