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「楽しかったー! やっぱりバトルはいいね!」
鈴音は晴れやかな顔。そして横たわる死屍累々。
「体動かすとスッキリするでしょ」
「うん! レナありがとう!」
するとうめき声を上げながら、みんながやっと起き上がった。回復ライトが私たちを照らす。
「で、針ヶ谷さんはこれでよかったの?」
氷川は腕を組んだ。手には手錠が準備されている……どうして!
「わかんない」
鈴音の顔から笑顔が消えた。ピンクのボブヘアを揺らして頷く。
「氷川見てたらイライラしてきたの。人に好かれる努力もしないで、周りに当たり散らしてるから。
それなのにレナたちに助けられてるのが悔しかった」
「じゃ、今度は針ヶ谷さんが助かる番なんじゃないの?」
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