異性が怖い男子にどう接すればいい?

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「シャンプー何使ってる?」 「倉雲(くらくも)に借りたやつ……」  倉雲……倉雲道留(くらくもみちる)は御霊の友達。背が高く藤色のロングヘアが特徴の男子。 「やっぱり倉雲美意識高いよね〜」 「あはは……俺なんかと友達なのが不思議なくらいです」 「でも御霊……お、始まった」  草食動物が追いかけ回されている。私は思わず叫んだ。番組が終わってすぐ、御霊はおやすみと言って逃げてしまった。    聞けばよかったな。御霊、異能師コード決めた? って。 ************ 「異能師コードか〜」  翌朝の教室で、私はいつものメンバーに聞いてみた。 「あたしはゴールドクロウ! タングステンって漢字で書くと金の烏なんだ。コスチュームはチア!」  鈴音はスマホでラフ画を見せてくれた。グレーと白黒のチア服。鈴音みたいな美少女なら絶対に似合う。 「俺はベノムバイパー。俺の異能って毒蛇っぽいだろ。コスはこれ」  紫と黒のヤンキー風。差し色で金色のネックレスが。まさに加賀っぽい。 「俺はケフェウス。星座から取った。アクセサリーは柘榴石使いたいなって」  穂村は赤いタンクトップに黒いサルエルパンツ。そしてたくさんのアクセサリーが。炎属性だと一目でわかる。  そして私は……。
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