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「あの、葬式の日を教えてください」
施設は亡くなれば、その日のうちに退去になる為、自宅に源さんを連れて帰り、すぐに来てくれたんだ。
「あっ、明後日の正午からだから葬儀会館で・・・」
「わかりました。ありがとうございます」
私は明後日なら休みだ。
必ず行こうと決めた。
部屋の荷物を片付ける間、隆さんは鈴木さんが別の部屋に移動させていた。
全部片づけると、施設長が支払いは落ち着いてからでいいと言ったが、支払って帰って行った。
「大丈夫か?」
「あっ、はい。すみません」
「いや、初めての担当の死はキツイだろう?」
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