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天気がいいから、午後、少し車いすで施設内の外を散歩に連れ出した。
車いすを押しながら、桜の木の下にいった。
『綺麗だねぇ』
「はい、でも、もう終わりに近いですね」
花弁が散り、葉がいっぱいで・・・。
『新人さんかい?』
「はい、北条恵といいます」
お部屋で挨拶したけど、覚えて貰ってなかったので、もう一度挨拶すると笑ってくれた。
『わしの孫くらいだな』
「そうなんですね。」
お爺ちゃんとお散歩して、おやつの時間で食堂に連れて行った。
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