『魔法のランプ』など

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深海魚が好き。だけど、深海魚水族館には一度しか行ったことがない。最新の研究成果も追っていない。 実物を見るかどうかや、深海魚の未知の部分が明らかにされるかどうかは、私の『好き』という気持ちには特に関係ないんだなぁ、と割と最近思った。 やっぱり、私は幻想動物みたいな深海魚が好きなんだな。絶滅動物が好きな理由もそれだ。 自分から遠いものが好きなんだ、無理に近づかなくてもいいんだ。 わからなくても、もう逢えなくても、好きなものは好きなんだ、それが素直な気持ち。 深海魚の全てがわかる日がいつか来たとして、そんな時代に私は生きていたくない。 ところで、天野月さんの『光る魚』という曲、とても美しく、淋しくて好きです。深海魚のことを考えながら作られていたんじゃないかな。 『愛されて 愛を知るほどに 水面にしがみついて動けなくなる』
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