爺ちゃんの遺言書・・・

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『愛流の親戚の濱田といいます。 愛流がお世話になっております』 「いえ、亡くなられた源さんに娘が巡り会わせていただいたご縁ですから」 挨拶後、供養とお墓参りを済ませると――― 『愛流君、相続の事なんだが・・・』 伯父さんが言うように言ってきた。 「そのことですが、爺ちゃんの遺産は俺がすべて受け継ぎました」 『はっ。それに家だってないし、違う人が住んでたぞ』 「はい。爺ちゃんが生きてる間に処分し、マンションを買い、施設に入りましたから」 ありのまま伝えたが・・・ 『はぁ、おじさんがか・・・』 信じられないといいたげで・・・。
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