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「そういや、千尋…また告られたらしいじゃん」
「……まぁ、うん」
「また断ったんだ?」
「…」
「そんなにアイツが良いんだ?」
「…まぁ、うん」
「仲が良すぎるってのも難しいもんだね…」
希につられ、私もため息をついた。
2年ぶりに同じクラスになった孝晴と私は今とても良い関係で…下手に告白なんてして振られてしまったら、きっと立ち直れない。
まだ髪もセミロングだし。
…なんて無理矢理告わない言い訳にしている。
私の想いは揺れない。ずっと、孝晴だけ。
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