ずっと輝くあなたでいて

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入学したばかりのキャンパスで行われている、新歓祭り。 ただ構内を歩いているだけで、色々なサークルのビラを渡される。 絶対に受け取らないといけないような、そんな強い圧を感じ続けて、マイはなんだか疲れてしまった。 少し休憩がしたい。 野外ステージの前まで来ると、座れるスペースがあった。 ホッとして腰をおろす。 ちょうどそのタイミングで舞台に立っていたのが、ミュージカル研究会だった。 そしてマイは、彼に一目惚れした。 パフォーマンスを見終わり、余韻も終わると、マイは手に持っていた新歓祭りのパンフレットを膝の上で広げた。 学内マップでミュージカル研究会のブースの位置を確認する。 ⁂ 「ミュージカルのこと、何も知らなくても入れますか?」 マイは勢いだけでミュージカル研究会に入った。
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