残酷な妻ですがそれでも愛しているので、彼女の異世界まで妻を探しに行きました

12/12
前へ
/12ページ
次へ
 何故、書いた本人が疑問に思うのでしょうか。  ますます意味が分かりません。  でも、自分が生き返って転生し直すよりは、よっぽど成功率が高い方法ではないかと思いました。 「じゃあ、やるしかないな」  そう言いながら、僕は加奈の服を1枚取り去りました。 「ちょっと待って! その前に診察させて! 今の私は医者なのよ!」 「もう元気になった」  こうして、僕は残酷な小説を書いた妻に、妻の小説でよく見かけた「お仕置き」を覚えている限り与えながら、まずは自分の死体の処理を、誰の夢で依頼するかをそっと考えた。  そうしないと、残酷な妻ともう一度結婚するための義務に、集中できそうになかったから。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加