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「おはようございます
今日から入りましたリョウです
よろしくお願いいたします」
入店前にオーナーと鉢合わせになり
店前で挨拶を交わした
店内に入る
ビルの1階に構えるお店、店舗内も豪華な装飾品でテープルの数も多いがVIP室が2部屋もある
オープン前だったので 昨日と同じく
店内も明るく
待合室で座ってる女の子達の顔がよくわかる
自分で言うのも何だけど
綺麗どころをこんなに集められることに脱帽する
その中でクスリやってそうな子もいないし
写真の怪しそうな人たちはいない
ひとまず働いて様子見ないと
「リョウちゃんおはよ」
聞き覚えのある声
「ここ危ないよ、急に帰るのは目立つから
ちょこっと一日働いてもう来ちゃダメだよ」
慌てて横を見た
ソファにどかっと隣に座ってるボーイ姿のアキト
「どうしているの?」
間違いなく引きっつってる顔をバレないよ戻し
他の人たちにバレないように世間話してるように振舞う
「ちょっとした仕事
でも俺がいるってことはヤバい現場かもね」
言っていることと表情が合ってない
何こいつ笑ってるの
「リョウちゃんと会えるのはうれしいけど
ここじゃないとこがいいな」
「俺朝まで仕事だから朝食、
リョウちゃん家で食べよ
そん時きちんと話そう」
淡々と話してるような口調だが
所々早口になる時は 緊張を隠してるような
「いちゃダメ?」
「ダメダメ、ここは言うこと聞いて早く帰った方がいいよ」
さっきから顔は笑ってるけど、
目の奥真っ黒、私を遠ざけたいのか、
怪しい仕事ばかりしてると思ったら
ここで仕事してるって、アウトじゃん
「アキト、バカ嫌い」
席を立ち目いっぱいに溜まった涙が落ちないよう堪えながら女の子達のとこに挨拶に回った
アキトが目で追ってるのがわかるから
知らんぷりして必死で我慢した
時間になりオープンした瞬間お目当ての女の子を求めてスーツの男性が押し寄せる
見るからに接待が多い
一応ここは、綺麗どころと教育が行き届いて
失礼がないお店として知られてる
初出勤のためヘルプで席につき
当たり障りなく仕事をこなしていく
やはりこの場所で噂のような事が行われてる様子は、ない
「リョウちゃん飲んでる?」
席についたとこの一番若手の子が話しかけてくる
社会人1年目ってくらい目がキラキラして眩しいー
「はい!いただいてます」
この人にロックオンされたのかグイグイ話しかけられて今太ももまで触られてる
ハンカチでそれとなくお触りアウトしてても
太もも交互にさすってくる
はーヘルプの女の子だからって持ち帰り出来ると思ってるのか!
ここで声を上げてしまうわけにもいかないし
触らせてやり過ごすしかない
「リョウちゃんって本当綺麗だね
良い匂いするしスベスベだし」
耳もとで話すから、顔近い
ゾワっと鳥肌が立ちやり過ごそうと思った時
「リョウさん5番テーブルまでお願いします」
アキトが声をかけてきた
アキトから伸ばされた手
お姫様のように手を取って立ち上がらせて
席を移動した
さっきまで座っていた席が見えなくなったとこで
「5番テーブルってどこ?」
何だか機嫌の悪そうな横顔のアキト
聞こえているのか聞こえてないのか
席に連れてってくれるのか手を繋がれ離さない
そのままお店の裏口にまわり隣の倉庫へ
「アキト、ここ倉庫だけど」
「お店から急にいなくなったら怪しまれるでしょ」
掴まれた腕を、離そうとしたが
より一層強く掴まれた
「痛っ」
「リョウちゃん太もも触らせすぎ」
腕を掴んだまま横目でやっぱり怒ってるのか
声もいつもより低い
「抵抗はしてたから、太ももって言っても
膝近くだしそれくらいは、しょうがないでしょ」
ハァー?
ため息をつかれながら、壁付近まで詰め寄られ
「俺のなのにさわらせてんじゃねーよ」
両手を頭の上に組まされて、アキトの左手一本で
身動き出来ないように押さえつけられながら
「あのまま太もも触らせて、どんどん
中心部になぞられて行ったらリョウちゃんの
はじめておしまいだったよ、、、」
「怖い思いしないとわからないから
俺が全部してあげるから」
そういいながら、太ももの這うような動きで
スカートを捲り上げ急に湿りだした中心部めがけて登ってきた
「アキト何してるのって言うかはじめてって
何で知ってるの?」
右耳に唇を押し当てながら、
耳たぶをガブガブと噛まれ
それが済んだかと思うと
首筋に唾液たっぷりの舌でなぞりながら
「何でって、、、」
中心部分に向かっていた右手は
下着の上からまだ膨れ上がってない蕾部分を
爪で掻いたり人差し指の腹でなぞったり
「うっ、あっ、、、んっ」
っと声を出すたびに面白そうに動かす
こんなの知らない
アキトの指がイタズラに自分でも知らなかった
弱い部分を攻め立てる
「リョウちゃん俺のことずーと好きでしょ」
「そんなリョウちゃんが俺以外とそんなことするわけ無いし俺がリョウちゃん食べてないならはじめてじゃん」
怒っていた表情が一変いつもの
ちょっとおバカっぽく甘ったるい声で
「なっ何言ってるの」
赤く染まる頬を隠そうとしても手は掴まれたまま
アキトの拘束から抜けようともがいても
背中は、壁で身動きもできず力の差をまじまじと感じながらなす術なく
「俺もリョウちゃんのこと大好きだよ」
今まで一度も聞いたことなかった好きって言葉
今こんな軽く言えちゃうのは、
「うそ!アキトは、私のことなんて好きじゃない」
無性に腹が立ってきた
こんな形で拘束され体触られて
私が慣れてないからって好き放題
「人の部屋に女連れ込んで、遊んで そんな
事してるのに私のこと好きとか
からかってバカにして
人の気持ちも知らないでアキトなんて大嫌い」
今までの不満をぶつけた瞬間
我慢していた涙が大量に溢れ出る
顔も何もかもぐちゃぐちゃになって
涙が溢れすぎてアキトの顔すら見えない
「あんたなんて大嫌い」
「手痛いから離しなさいよ」
アキトの左手が緩んだ瞬間、上げたままの腕が
力なく下がる
解放された
ぎゅーと今度は両手で抱きしめられて
「じゃ我慢しなくていい?」
肩にうずくまるアキトを見ると
見たことない笑顔でそれでいて妖艶で
胸が締め付けられる
「俺性欲強いよ、リョウちゃんが引いちゃうくらい
リョウちゃんの部屋でリョウちゃんの香り嗅ぎながら女抱いてたけど、全部リョウちゃんにぶつけて良いならもうリョウちゃん以外抱かない」
「それに俺ばっかりじゃなくて
リョウちゃんも俺欲しがって
ほしくて意地悪したごめん」
なっ何なのこの状況わかって言ってるの?
「私アキトのこと嫌いって言った」
「俺のこと好きでしょ」
「嫌いよ 大嫌いよ、私のこと好きって言いながら他の女の子抱くなんてそんな状況理解できない
初めっから私以外抱かないでよ」
「だからそれは、何度も言ってる通り性欲がありすぎて、まっ男だし色々体の事情もあるし」
「でもこれからお腹いっぱいリョウちゃんを堪能できるなら他のなんていらないし」
「リョウちゃんもさっきみたいに他の男に
触らしちゃダメだよ俺以外はだめ」
そう笑って何度もキスをした
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