京も、おひとつ微笑みを

第3話

皆さんが京都へ来られる時、多くの方がまずは京都駅に到着されるかと思います。

そこで、ある有名トラベルサイトの“京都駅周辺おすすめスポット”というのをチェックいたしました。

□駅ビル
□ニデック京都タワー
□京都水族館
□京都鉄道博物館
□東本願寺
□西本願寺
□東寺
□東福寺

なるほど…これらはこのエッセイのコンセプトからも外れないので、私もおすすめします。

理由は、京都駅からバスにもタクシーにも乗らなくていい場所だから。東福寺以外は徒歩圏内です。

東福寺へは電車で。秋の紅葉シーズンは心が折れそうな混み具合ですが、早朝先行貸切拝観期間というのが例年設定されます。通常の拝観時間より1時間早く入場できて、一般拝観が始まる8:30以降も境内に残ることができます。事前予約が必要ですので、気になる方はチェックして下さいね。

東福寺は臨済宗の寺院、西本願寺と東本願寺は浄土真宗の寺院(まとめて書くと失礼かも…と思うほど、お西とお東で分かれています)、東寺は真言宗の寺院です。

京都観光に寺院は欠かせない!とおっしゃる方も多いと思います。お仏像様やお庭、お堂などの建物…目的もさまざまだと拝察致しますが、各宗派に分かれるもっと前の仏教が知れる場所を訪れてから寺院へ…というのはいかがでしょう？

仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」

館内の撮影は出来ませんが、本当に興味深い展示をされています。ただいまの特別展は

こちらです!ポスターの弥勒さまがイケメンです。初期の弥勒さまはエキゾチックさがあって、どれも私好みだと…大変失礼ながら、見惚れてですね…横から、後ろから堪能して参りました。

内容も仏教開祖の釈迦は太陽になぞられることがある、という視点の展示は、仏教に興味があるなしに関わらず、歴史に興味がある方にも楽しめるものだと感じました。

そして「ベゼクリク石窟大回廊復元展示」は、研究、復元とも敬服に値すると…その労力にまで歴史を感じました。ここは撮影可です。

この「龍谷ミュージアム」も京都駅から歩いて行けますので、お寺巡り前のお立ち寄り候補に、ぜひ。

事前に、展覧会情報、開館スケジュールのご確認を必ずお願い致します。
【展覧会情報】
https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/
【開館スケジュール】
https://museum.ryukoku.ac.jp/guide/schedule2024.html

また、こちらのミュージアムにはカフェ「前田珈琲　龍谷ミュージアム店」がありますので、そちらも是非ぜひ、ご利用くださいね。
【カフェ「前田珈琲　龍谷ミュージアム店」】
https://museum.ryukoku.ac.jp/shop/
https://www.maedacoffee.com/shopinfo/ryukoku-museum/

記事掲載にあたり、内容のご確認ご承認を頂いたミュージアムの担当者様、ありがとうございました!

では、皆さま…京も、おひとつ微笑みを
京都より/まぁ
2024.5.29