忘れえぬ想い

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結局私は光月くんの誘いを受け、飲み会に参加することにした。 予定された日は、ちょうど仕事も落ち着いてる日で、待ち合わせの時間まで少し空いてしまい。 張り切って待ち合わせの店に行くのも憚られ、会社近くのカフェで時間を潰してから向かった。 送られてきたURLから店の地図を出し、周りをキョロキョロしながら店を探す。 美波に子供が生まれてから、仕事帰りに飲みに行ったり、食事をしたりというのも無くなり、同期会以外で外食するなんて無くなっていた。 久々の外食、それだけでも気分は少し上がり、さっきまでの緊張が解れていく。 「冨樫ー!」 後から呼ばれる声が聞こえ、確認しなくても光月くんだって事が分かり、私は足を止めて振り返った。 「何だ、同じくらいの時間だったら会社の最寄駅から、一緒に来れば良かったな」 「でも、私ちょっとだけカフェで時間潰したよ」 「は?マジで?俺も。俺はカフェとかお洒落な場所じゃなくて、会社のラウンジだけどな」 そこからは光月くんが場所を知ってるというから、スマホをしまって会話しながら店へ向かった。
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