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これは、チャンスかもしれない。
その間に、目を覚まさせて、上の子は神代くんの子供じゃないって分からせてあげればいい。
そうよ、これだ。
この時、自分が、どんだけバカなのか気付きもせずに、私の脳内は黒い心に浸食されていた。
「富樫、そんなに飲んで大丈夫か?」
「だいじょーぶっ」
光月くんの心配なんか他所に、私は、こんだけ飲んでも頭が冴えてると勘違いしていた。
この後は、本田くん達の会話なんて全く聞いておらず、私は自分の都合のいい妄想ばかりを考え。
光月くんに見抜かれてる事なんて、全く気付きもしなかった。
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