かなわぬ想い
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そんな彼女の隣にいるのはあいつだった。うす汚れた黒い毛。いまだに彼女にふさわしいとは思えなかったけど、ぼくが何と言おうとあいつは彼女と同じ猫なんだ。 ジュリエットはぼくらが引っ越した後の、がらんとした家の軒下であいつと暮らすのだろうか。そのうち、あいつとの子を産むのだろうか。 景子が窓を開けると、どこからともなく甘い匂いがした。 まだ、白詰草は咲かないのに。
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