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ベッドの上で腕を縫いつけられ、組み敷かれたまま焦げ茶の髪の隙間から切れ長の目が私を捉えて離さない。
まるで肉食動物に睨まれ動けなくなった小動物のように私は身体を縮こませる。
身ぐるみ剥がされた私の身体は彼の目に前に晒されており、空気に触れた乳首がプクッと存在を顕にしていた。
そしてその突起を私に見せつけるようにねっとりと舌の上で転がし唾液を絡ませる。
「んんっ、ぁっん、いお、りくんっ」
「ん⋯⋯どうした?」
「だめ⋯それやだ」
身動きがとれないのをいいことに彼は私のふたつの膨らみを自由に弄び、快感を与えて満足そうに微笑んでいた。
丁寧に唾液を絡ませ刺激を与えられた私の下腹部はきゅんと締まり、それと同時にじゅわっと蜜が溢れるのが分かる。
「俺が⋯どれだけこうしたかったか、分からせるまでやめない」
お金に目がくらみ交わした"契約"だったはずなのに、彼から与えられる言葉はまるで私を好きだと叫んでいるようで───。
執着にも似た独占欲に侵され、とびきり甘くめちゃくちゃに愛される私はあなたの深みにハマっていく。
「心春は一生俺のものだ。誰にも触れさせない」
その執着と独占欲の先に待つのは───。
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