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そう言って寧々ちゃんはグビグビと生ビールを喉を鳴らして飲み干した。
寧々ちゃんはキレイめな女性で私から見てもかなりな美人だが、生ビールや焼酎と言ったお酒を好む中身はおっさんだ。
居酒屋のつまみが大好きな一面もあり、私はそんなギャップも含めて寧々ちゃんが好きだった。
お腹が空いていた私たちは次々に網の上にお肉を乗せていく。
それと同時に寧々ちゃんは2杯目の生ビールを注文していた。
私は寧々ちゃんほどお酒が強くないためゆっくりと少しずつ嗜む。
「心春は最近どう?プログラマーは相変わらず残業多いって言われてる職業だけど」
「それがね、私の会社倒産するんだよね」
「え???」
カルビやハラミをひっくり返す動きが止まり、寧々ちゃんの頭の上にハテナがたくさん見えた。
焦げちゃうよ、と言いながら寧々ちゃんの分までお肉をひっくり返す。
「え、待って。突然すぎて頭がハテナだらけなんだけど」
「まぁそうだよね。私も聞いた直後、寧々ちゃんと同じリアクションしたもん」
「倒産って⋯心春どうするの?」
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