プロポーズ

3/14

7218人が本棚に入れています
本棚に追加
/187ページ
尚くんがハマってるのはファンタジーのRPGゲームで私自身も恥ずかしながらハマっていた。 寝るのを惜しんでキャラを育てるくらいにはやり込んでいる。 「ん〜心春ちゃんが2人と仲良くなってくれて俺は嬉しいよ。尚も雛菊も人間関係構築するの苦手な部類だと思ってたけどさすが心春ちゃん」 「だから翔さん失礼なんですよね」 「そんなんだからアヤトくんみたいにモテないんですよ翔たんは」 「手厳しいな2人は」 働く環境は非常によく、何も困っていることはない。 ゲームプログラミングも勉強しておいたことが活かせるし元々知っていた知識も活用しついていけている。 分からないことはみんなが助けてくれるため非常に救われていた。 ドリンクバーも完備されているし、ディスカッションスペースで打ち合わせもできる。 この会社に誘ってくれた東雲くんも直接会うことはほとんどないが、メッセージを頻繁に送ってくれてなんだかんだやり取りが続いていた。 給料も前の会社よりもだいぶ多く入ってきているため、冬麻の学費に充てることができとても助かっている。 だけど一つだけ、懸念点があった。
/187ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7218人が本棚に入れています
本棚に追加