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第11章 玩具と魔力暴走※
「ドレス、脱ぎましょうか……?」
脱いだ方が行為はしやすいはずだ。私はそうエドワード様に伝えると彼は紅潮しきった顔のまま、こくりと首を縦に振った。
「ああ、いや……俺が脱がしてやろうか?」
「いいんですか?」
「勿論」
彼に背中を向けると彼の指がドレスのフックにかかり、ゆっくりと降ろされている。ふんわりとしたドレスを脱ぐと私は下着姿になる。この下着はエドワード様がくれたもので黒っぽい赤紫を基調とした色に細かいレースやガーターベルトなどメイドとして働いていた時よりも豪華な造りになっている。
「下着も脱ぐか」
「はい……あの、エドワード様も服、脱いでみては? 私だけもちょっと恥ずかしいですし」
「そうだな……あ、これ」
エドワード様のズボンのポケットから何やら楕円型の何かがこぼれ落ちる。色は黒い。そして真ん中付近が盛り上がっている。
「これは……?」
「ああ、それはだな。廊下に落ちていたもので……触れてみたら分かる」
エドワード様の言うようにその何かに触れてみると小刻みな振動が手から全身に伝わってくる。
「それは令嬢が良く使う玩具だ。性的なものの、な。しかも新品だ」
「性的な玩具……?」
(どうやって使うんだろう?)
「それはどうやって使うんです?」
「こう使う」
エドワード様はその玩具を持ち、山のように盛り上がった部分を私の陰部に当てる。
「……はあんっ!」
ヴィンヴィンと小刻みな振動が敏感な部分に触れ、ビリビリとした快楽がそこから押し寄せてくる。
「なんか、これ……!」
「マルガリータは初めてか? これを使うのは」
エドワード様は更に玩具をぐっと押し付けてくる。振動が更に大きく力強いものに変わった。ビリビリとした感覚に下半身が脱力し腰が抜ける。
「はあん、あっ、んっ!」
「俺のとまた、違うか?」
「確かに、言われてみれば違う、かも……」
(ビリビリしてるのが、違う……あ、だめだ、出る……)
「あ、出そう……」
「……出していいぞ」
私は我慢出来ずその場で下半身を震わせながら漏らしてしまった。ああ、またシーツを変えなければ。それに玩具も濡らしてしまった。
「す、すみません……」
「気にするな。もっと君が絶頂する様子を見せてくれ」
「えっ、あっ……や……!」
絶頂して敏感になったそこにまた玩具がぐいっと当てられる。
「あ、待って、また出そうに……!」
「いいぞ、好きなだけ漏らしたらいい」
追い打ちをかけるかのような深い深いキス。更にエドワード様の左指が下着をめくり乳首をつねる。
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