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「あぅっ……はあっ、はあっ」
あれから部屋に届いた夕食を食べながらずっとエドワード様の手によって絶頂させられている。もう頭の中が自分のそれじゃないみたいでおかしくなりそうだ。発狂とはこう言う事なのだろうか? もしかしたら違う気もするが。
「玩具でここまで絶頂するとは驚きだ。貴族の令嬢達の間で流行るのも頷ける……」
エドワード様は頬を赤らめながらもいつものように真面目に分析している。彼らしいと言えば彼らしいか。
「あの、どのようなシチュエーションで使われるのです?」
「最近聞いた話だから俺も詳しくは知らないのだが、夫が領地視察で家をしばらく留守にしている時とか、あとは未婚の処女が使っているとは聞いた。確かにこれなら処女膜を破らなくても十分な快楽は得られる」
「た、確かに……そうですね」
レゼッタはこのような玩具は持ってなかった筈だ。となるとこの国の中で流行っているものなのだろう。
「と、説明はここまでにしよう」
「あっ……」
エドワード様の大きく硬く膨らんだそれが私の膣奥まで入って来る。
「あはっ……!」
「すごいすんなり入る……」
(あれ)
この時だった。私は寒気を感じる。いつもこういう行為をしている時は汗をかくくらい身体は熱く感じるのに今はなぜか寒い。もしかして熱が出ている?
「はっくしょん!」
「うおっ?!」
盛大にくしゃみをしてしまった。私の様子がおかしい事にエドワード様は気付いたようで心配そうな表情を浮かべる。
「大丈夫か? 顔色よくないぞ?」
「なんだか寒気がするんですよね……」
(治癒魔法使うか)
何度も掛け慣れた治癒魔法を自分にかけるが、何故か青白い光は発さないし寒気は収まらない。
(おかしい。もしかして魔法が使えてない?!)
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