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こうして2人での昼食の時間が始まった。エドワード様も私の分とメニューは大体同じだが量が多いのとオレンジの代わりにステーキが出されている。ステーキは牛肉のものでかなり大きくて分厚い。
「ステーキ美味しそうですね」
「食べるか?」
「いえ、申し訳ありませんが、その……体調が回復した時に食べたいと思います。それにエドワード様も精をつけねばなりませんし」
(治るまでは彼の精も飲まないといけないし、しっかり食べてもらわないと)
すると途端に彼の顔がぼっと火が吹くように赤くなった。
「ああ……そうだな。マルガリータの言う通りだ。しっかり食べねばならない」
「……もしかして、恥ずかしいですか?」
私の発言はエドワード様の核心を付いたようで、彼の顔は更に赤くなる。しかし彼はそれを隠すようにもぐもぐとステーキを頬張っていった。
昼食後はメイドにお皿を回収してもらい、魔法薬を飲む。
「ふう……」
「マルガリータ、それ、味はするのか?」
「いや、しませんね。無味無臭です」
「そうなのか……確かに言われてみれば味のある魔法薬はあまり見た事が無い気はするが」
「味が無い方が飲みやすいですし、それはあるかもしれませんね」
それに媚薬など誰かに害を与える系の魔法薬は無味無臭でないとバレてしまう。そういうのもあるんだろう。
「マルガリータ、そろそろ良いか?」
「え、あ、そうですね……そろそろお願いします」
「わかった……」
私達はベッドの上に移動し、ちょこんと座る。エドワード様は周囲をちらちらと見た後ズボンからそれを取り出して私の目の前に向けた。まだ萎びているというか、若干は硬くなっているような……そのような状態だ。
(ここから大きくなるんだな……)
私はもっ……。とそれを咥えて右手で支える。
「動くぞ……」
腰を激しく動かす彼のそれは次第に大きく膨張し、硬さを増していく。そして最初は届かなかった喉奥の突き当たりにもしっかりと届くようになった。
「んっ、ぐっ……」
苦しい。しかし不快さは無く気持ちいい。私は口を少しだけすぼめて舌を前後に撫でるようにして動かす。ふとエドワード様を見上げると彼の目からクールさが消えてとろんとしているのが見えた。
「ん、出そうだ……」
口の中にありったけの精が吐き出された。想定以上の量に私は一瞬口からこぼしそうになるが、何とか堪えて全て飲み込んだ。ゴクッと飲み込む度に彼の温かな魔力の流れが私の身体全てに行き渡っていくのが分かる。
(なんだか、落ち着くなあ……)
「ちゃんと飲めているか?」
「はい。……ごちそうさまでした」
「それは良かった」
エドワード様は私の頭を優しく撫でた。ポンポンと少しだけ不器用な手つきも彼らしくて好きだ。
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