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何度聴いても
何度聴いても素晴らしい!
ではなく、何度も聴いてもタイトルから曲が浮かんでこない。有名な曲なのに。何十年も前から何度も聴いているはずなのに、耳を素通りしていく。
YouTubeを観ていたら、これらの曲は官能的な曲なのだそう……
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『亡き王女のためのパヴァーヌ』は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年に作曲したピアノ曲、および1910年にラヴェル自身が編曲した管弦楽曲。
ピアノ曲はパリ音楽院在学中に作曲した初期を代表する傑作であり、ラヴェルの代表曲の1つと言える。
この曲は世間からは評価を受けたが、ラヴェルの周りの音楽家からはあまり評価されなかった。ラヴェル自身もこの曲に対して、「大胆さに欠ける」「かなり貧弱な形式」と批判的なコメントを行っている。
一方で、ラヴェルが晩年重度の失語症に陥った状態でこの曲を聴いた際、
「美しい曲だね。これは誰の曲だい?」
と尋ねたという逸話が残っている。
フジコ・ヘミングのこの曲の演奏への絶賛コメントがすごいです。
この曲が一番好きだとか……
大体、パヴァーヌって?
ーー16世紀から宮廷で踊られていた踊り。
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『牧神の午後への前奏曲』は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが1892年から1894年にかけて作曲した管弦楽作品であり、彼の出世作。
まさにフランス音楽、って雰囲気の作品。
この曲はフランスの詩人ステファン・マラルメの「牧神の午後」という長大な詩にインスピレーションを受けて、 フランス人作曲家のドビュッシーが作曲した。
当初は「前奏曲」「間奏曲」「終曲」の3部構成の予定のところ、「前奏曲」でマラメルの詩を全部語ってしまい、 曲の出来もあまりにもすばらしかったので、「前奏曲」だけで完成になった。
なんだかぼやけた感じの、あまりパッとしない曲だが、
牧神が見た、”ニンフ (妖精)との戯れ”の夢の光景が、そのまま音となってうまく表現されている。
数十年前にクラシックの名曲集のレコードを買ったときに入っていた曲。
レナード・バーンスタインのポスターが付いてきた。カラヤンもバーンスタインも区別がつかなかったが。
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『ダフニスとクロエ』は、ロシアのバレエダンサー・振付師ミハイル・フォーキン、フランスの作曲家モーリス・ラヴェル、ロシアの美術家レオン・バクストらによって制作されたバレエ音楽、あるいはラヴェルの同楽曲に基づいて後世に再創造されたバレエである。
2~3世紀古代ギリシアのロンゴスによる物語『ダフニスとクロエ』を題材にしており、全3場が連続して上演される。上演時間は約55分。
このバレエのためにラヴェルが作曲した管弦楽曲は、彼の傑作の1つとして高く評価され、バレエ音楽全曲、または作曲者自身による2つの組曲 (第1組曲、第2組曲)の形で演奏される。
晩年病に倒れて仕事の不振に打ちのめされていたとき、かれは好んで初期の作品をくり返し聞いた。
最後に《ダフニス》を聴いたとき、かれはひどく感動し、さっとホールを出て私を自動車のところへ引っぱっていき、そして静かに泣いた。
「あれはやっぱりいい曲だった! ぼくの頭のなかにはまだいっぱい音楽があったのに!」
私はなんとかしてかれを慰めたかったので、かれの音楽はすばらしい、完璧だ、と言ったのだが、かれは憤然として答えた。
「とんでもない、とんでもないよ。ぼくは言いたいことをまだなにも云ってないんだ・・・・・・」
— エレーヌ・ジョルダン=安川加寿子、嘉乃海隆子共訳
『ラヴェルと私たち』、音楽之友社、1968年8月、56-57頁より引用
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『トリスタンとイゾルデ』は、リヒャルト・ワーグナーが作曲した楽劇。
全3幕からなり、1857年から1859年にかけて作曲された。演奏時間は約3時間55分 (第1幕80分、第2幕80分、第3幕75分)
物語は、古代トリスタン伝説によっており、ゴットフリート・フォン・シュトラスブルク (? - 1210年)の叙事詩を土台として用いている。
ワーグナー自身が
「あらゆる夢の中で最も麗しい夢への記念碑」
と述べているように、この作品は愛の究極的な賛美であるとともに、その一方で、感情的な体験を超えて形而上的な救済を見いだそうとするものともなっている。
作品全体に浸透した不協和音の解放によって『トリスタンとイゾルデ』は、ヨーロッパ音楽史上の里程標と見なされている。
また、この作品の極限的な感情表現は、あらゆる分野にわたって何世代もの芸術家に圧倒的な影響を及ぼすものとなった。
第1幕への前奏曲と第3幕終結部 (イゾルデの「愛の死」)は、ワーグナーが全曲の初演に先立って演奏会形式で発表したことにちなみ、現在でも独立して演奏会で演奏される。
フランツ・リストに宛てた手紙に、ワーグナーは次のように書いた。
「自分はこれまでに1度も愛の幸福を味わったことがないので、あらゆる夢の中でも最も美しいこの主題のために1つの記念碑を打ち立て、そこで愛の耽溺のきわみを表現したいと思ったのです。こうして『トリスタンとイゾルデ』の構想を得ました。」
ワーグナーは亡命中、自分を保護してくれたリストを音楽的にも深く尊敬しており、唯我独尊とされる彼が唯一無条件で従う人物とされる。
当時、ブラームス派とワーグナー派と二派に別れた際、リストが自分についてきてくれたことに感激し、自信を更に深めた。
亡き王女のためのパヴァーヌ フジコ・ヘミング
https://youtu.be/yUwjvUMctto?si=KEi2wBV9lKzQ2dD4
牧神の午後への前奏曲 ドビュッシー
https://youtu.be/k5oaRGAu0VE?si=6-pBGnSw5r9HrNCt
ダフニスとクロエ ラヴェル
https://youtu.be/IlENd0p6aR4?si=Y69o5uhWgL-eXTwb
トリスタンとイゾルテ ワーグナー
https://youtu.be/mDJbEV41uPI?si=hQw7WBDltC4TgMkx
http://klassic4234.fc2web.com/debussy.html
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