1人が本棚に入れています
本棚に追加
私は園長先生の許可を得て、その場で私のスマートフォンから、実の母の電話番号に掛けてみた。
すると男性が電話に出たので、自分の事情を伝えて実の母のことを訪ねてみた。
するとその男性は、実の母は7年前に病気で他界したと教えてくれた。
また実の父は、実の母と18年前に離婚していて、実の父の所在は分からないという話だった。
私が電話口の男性のことを聞いてみると、その男性は実の母の弟さんだという話だった。
実の母の住所は静岡県内だったため、私は電話口の実の母の弟さんに明日お伺いしたいということを伝えて電話を切った。
その後園長先生は当時の私のことを、写真を見ながらいろいろと教えてくれて、私も何となく覚えがあって懐かしい思いがした。
実の母について書かれた資料は、園長先生がコピーしてくれて私に持たせてくれた。
私が自宅に帰る時に、園長先生が玄関まで見送ってくれて、私は星の子学園を出て帰宅した。
帰宅した私は里親の父と母に、今日の星の子学園でのことと実の母のことを報告した。
最初のコメントを投稿しよう!