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対岸
ご存じの通り東京ディズニーランドは東京にはない。浦安にある。
ジョルダンで調べたら新宿から電車で一時間半。往復3時間。東京に住んでいても、その日はちょっと他の予定を入れる気にはならない。
対してUSJはと言うと、難波から電車で25分。近い。遊び方次第だとは思うけれど、まだまだ他の予定は入れられる。帰りに映画見たり、一杯飲んだり。
このコンパクトさが大阪のいいところなのではないかと思いました。
ユニバーサルスタジオ駅から5分も歩けば、船着き場。
船着き場からは小さな遊覧船に乗ること10分程。対岸で船を下りた目の前が大阪の誇る水族館「海遊館」でした。この距離感、素敵。ここもコンパクト。
そういえば大阪の街って、往来する人々の中の外国人の割合が東京の比にならないぐらい多い。インバウンドだ。それはこんな遊びやすさが一つの理由だと思う。勿論、町の面白さも一つ、それからちょっと肉厚な対人感覚も一つ。
さて、自分たちは「海遊館」へ。
多分、何かを狙って映したんだろうけれど。
今回の旅、蕪人は自分のカメラを持ってくるのを忘れていたのでした。したがって今回はすべて自分が映したもの。こんな写真で失礼します。
ホントは写真は自分なんかより蕪人の方がうまい。
もう一つ。
見上げればあざらし。
ここの水族館は、巨大な水槽を高いところ低いところ、むこうとこっち、という風に様々な角度から見られる工夫がしてある。楽しい。
そして、これは後から気づいたことなんですが、イルカショーがない。
期待してはいないけれど、あればあるで、その時間にはプールの周りについ足が向き、見てしまうイルカショー。
でも、見たからと言ってどこでもいつものイルカショー、もしくは、アザラシショー。今回、イルカショーのない「海遊館」を巡って十分楽しんで、ふいに頭に浮かんだイルカショー不要説。人々はそこまで水族館にイルカショーを求めているのだろうか。そして、多額の予算を計上してまでどうしても開催しないとならないものなのだろうか。
よく考えたら水族館の中でそこだけ変なのです、イルカショー。
水槽の中とは言え自由に生きる魚たちに対して、調教され、小魚欲しさで人間に媚びを売る海洋生物。
まあ、声高に言うこともないのだろうけれど。そして、またいつか別の何処かの水族館で、イルカショーがあれば見てしまうのだろうけれど。
ジンベイザメ、マンタ、マンボウ、チンアナゴにクラゲたち。
いつ見ても楽しい生き物を見て外に出るとまだまだ日は沈まない。
大観覧車。これまた水族館のすぐ隣。コンパクト。
いい町だなあ。
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