私が死んだ、その後に

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どうか私の手を取って 私が事切れた その後に 私の体はどうでもいいの ボロボロに朽ち果てて 不快な異臭を放とうとも 誰もが吐かずにはいられぬ程 醜く腐ってしまっても でも それだと 私が腐ってからだと 私の部屋にいる小鳥達まで 死んでしまう だから どうかその前に 小鳥達が 飢えて死ぬ前に 私を見つけて 死んでいる私を 死ぬ前に 私はその合図に 玄関のドアポケットから 手を出しておくから 誰か その”物体”を見つけて 死んでいる私の手を 部屋にいる私の小鳥達を 小鳥達だけは生きられるように 保護団体に電話して 飼い主が死んでしまったと 死後の鳥の引き取りは頼んであるから お金も払っておくから だから私の手を見つけて 私が死んだ その後に 何処の誰でも構わない 私の手を取るのは 摑むのは だからどうか 私の手を見つけて 私が死んだ その後に 私が死んだ    その後に (2024年5月4日作の詩) 自殺ならこの方法があるけど、大きな脳出血でも起こしてその場で倒れて死んだら、私が死んでいる事に気付く人も無く、鳥が生きてるうちに保護団体に連絡してくれる人がいない。 なので安否確認も兼ねて、週1くらいヘルパーに入ってほしいんだけど…。 私の遺体を食って生き延びてくれるような肉食の鳥ならいいけど、そうじゃないし。 <無断転載・複写等禁止>
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