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にしても勢いで昼休みに屋上来いとか言ったけど俺大丈夫そ!? そもそも唯庵が話しかけてきた理由わかんないのにこんなんで大丈夫か!? というかさっきクラスメイトと最初に話すのは俺がいいとか思ってたけどその直後に話しかけられるとか マジ神かよ!! いやもしくは心読まれてた!? いや怖っw どちらにせよ落ち着くんだ…俺… もうすぐ彼女が来ちまう それまでに落ち着かないと変な目で見られちまう! ガチャ 「失礼しまーす…」 「よ、よお」 「ごめんな昼まで待たせちまって」 「で、どんな要件だったの?」 「あ、あの」 「いつも私をいじめから庇おうとしてくれるじゃないですか」 「そのせいで今まで人気者だった浅野君まで嫌われてる」 「それでも私に優しくしてくれる理由はなんですか…?」 「なんでって言われてもなー…」 「野方に憧れてるから…としか言いようがないというか…ッア」 「え…?」 待って、え、俺今言っちゃった!? 心の声漏れてた? やばいやばい 「それってどういう…」 「あー…」 「野方、真剣に聞いてくれ」 『俺は唯庵が好きだ…//』 つい癖で唯庵呼びしたけど大丈夫だよな!? 「わ、私も、彰人くんが好き…です…」 え、唯庵からの彰人呼び!? 嬉しすぎる しかも両思い!? 動揺が止まらない 「…じゃあ俺ら今日からカレカノだな」 「フフッ…そうですね…!」 俺と唯庵が結ばれるとは… 夢にも思ってなかった というか数時間前の自分に突っ込んでやりたい 「お前も唯庵と釣り合うぞ」 ってな これからの日常が楽しみだ//
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